『 結婚に決まってるじゃないですか!!』
そうですね、結婚です。
目標は結婚なのです。
ところが、婚活をはじめた途端にここがブレてしまう人がいます。
婚活ブームで自分を磨きながら結婚を求めていたのに
いつの間にか【自分磨き】がメインになったり・・・
いい男探しや、かわいい女探しに変わったり・・・
パーティー等で同性の【友達つくり】になっていたり・・・
『良い人、いないよね~』みたいな。
以前、僕の結婚相談所に来られた女性を例にあげてみましょう。
彼女は44歳。バツイチ。
『 私のようなバツイチおばさんに、良い人がいるでしょうか?』
最初のころは彼女はとても謙虚でした。
ところが入会して、自分が婚活を始めた事に
だんだん満足感が出てきたのです。
『結婚相談所に入会すれば結婚できる。』
皆さんそう思って利用されるでしょう。
もちろん期待にはお答えしたいのですが・・・。
しかし、僕ら結婚相談所の仕事はあくまでも【きっかけ作り】です。
出会いは作れても、お互いの心を引っ付けることはできないのです。
「お願い!この人と結婚して!!」
と土下座でもして結婚話がまとまるなら喜んでするでしょう。
『そこまで言うなら。』
と言う人なんていませんよね。
そんなわけで僕の出来る事は、『1人でも多くの出会いを!』と思っています。
時にはライバル業者へ出向き、「こんな人いませんか?」って、
そこの登録会員さんをお借りしてお見合いを作る事もします。
先の彼女にも極力、希望に沿った男性を紹介したのですが、
裏目に出たのです。
(あ、なんだ。簡単に出会えるじゃん!!)
彼女は、当然裏で走り回る僕の事など知る由もなく
(結婚相談所ってこんなに簡単にどんどん出会えるんだ!!)
って思ったのです。
結果、希望条件が変わってきました。
『あれも、これも、追加。』
「私みたいな女をもらってくれる男性はいるのかな?」
と言っていた謙虚な彼女はそこにはなく、
無限に上を求める人に変わっていました。
「お断りします。」
「お断りします。」
次々にお見合いを断り続けました。
そのうち、お見合いすら面倒になり、
会う前にYESかNOか決めるようになったのです。
「その人の仕事は私には合わない。だからお見合いしない。」
「もっと、私の実家の近くに住める人を、紹介してください。」
「もう少し、若い方がいいかな。・・・会う必要は無いかも。」
もっと、こんな人を・・・
もっと・・・
もっと・・・
彼女はまったくお見合いをしなくなりました・・・。
こんな人はどうですか?っていう情報は入るのですが、
実際の人間とは会ってないのです。
つまり、全く出会いがなくなったのです。
出会いがないのですよ!
これは結婚相談所を利用する前と同じ状態ではないですか!
それに気がつかず、
自分が婚活していることに安心し満足しているのです。
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あとがき
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入会した途端に欲がでる気持ちはわかりますね。
例えば、日常では出会えないような条件のいい人や、
プロの撮ったきれいなお見合い写真を見たりすると
ぐあーっとテンションがあがるのでしょう。
この中から選べる!!
と錯覚してしまうのですね。
そのような相手から自分が選ばれるステージにいるかどうかは
考えないんですね。
「お見合いはペットショップじゃ無いんだから!」
結婚相談所のガンコなクソおやじへの道に
まっしぐらな僕はそう突っ込みます。(笑)
お見合いのうまくいかない人。
基本をきっちりやってごらん!
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