お見合いって不動産の物件探しと似てます。

　アパート借りようって思って探すと、
　「もっと良い物件があるかも？」
　ってなかなか決められませんよね。

　「もっと家賃が安かったら・・・。」
　「もっと部屋が広ければ・・・。」
　「もっと日当たりがよければ・・・。」
　「もっと・・・。」
　「もっと・・・。」

　「やっぱ最初に見た物件が一番いいや！」
　って戻ってみると他の人が手付を入れてたり・・・。

　手に入らないってなると、ものすごく良い物件に思えてきます。

　「絶対これより良い物件を探してやるー！！」
　って、ますます蟻地獄にはまり込むんです。

　もっと良い物件・・・

　もっと・・・

　もっと・・・

　・・・・・・


　ところであなたは今まで何人、お見合いしたことありますか？

　０人？１０人？

　僕の相談所に来られた人の中では、１００人という人がいました。

　いや、正確にいうと、

　「軽く、１００人は超えてます。」

　って言ってました。

　なんでも、１０年前からずっと結婚相手を探しているんだそうです。

　当時３０代後半の女性・・・色白できれいな人でした。

　恐らくほとんどの男性は第一印象で「おっ！」と心がときめき、
　小躍りをしたくなるでしょう。（笑）







　『　昇天～っ　』

　僕はその女性に聞いてみたのです、

　「１００人の中に良い方はいなかったのですか？」

　「はい。結婚したいと思うような人はいませんでした。」

　「・・・どんな人がいいのですか？」

　「特別、条件はないですけど・・・。私、母とふたりなので母のことも
　大切にしてくれる人なら。」

　そこで僕は一人の男性をご紹介しようと思い、
　「お母様の事も、考えてくれる優しい男性がいらっしゃいますよ、
　その方は・・・。」

　僕はある程度の男性のプロフィールをお話しました。

　「一度会ってみませんか？」

　すると彼女の返事はこうでした・・・

　　「もっといい人は、いませんか？」

　　「へ？」

　　（これは完全にお見合い病だ。）

 

　・・・お見合い病。

　お見合いのやりすぎや結婚をあまりにも重く考えすぎて、自分はいったい
　どんな人と結婚したいのか、分からなくなり、もっと良い人が現れるかもと
　上を上を求めて、無意識に結婚からどんどん遠ざかる事。
　自覚症状がないため、たちが悪い。

　これは僕が勝手にそう呼んでるだけでほんとにある病気ではありませんが
　結構いるんですよ、お見合い病の人って。

　これにかかると、よほどの意識改革でもしないと、結婚は難しくなります。

　年齢が若い時は勢いで結婚も決めますが、人生経験が長くなるほど、
　いろんなことを考えますし、見る目も養われてきますからね。

　だからお見合いもあまりにもたくさん経験するのもよくありません。

　だって、普通に生活してて、人生で結婚対象になる人と何人出会いますか？
　すでに結婚してる人に聞いてみるわかります。

　１００人はありえない。１０人いないでしょう、多分。

　妥協しなさいって事ではありません。
　自分と同等のレベルの相手を探すことです。

　そのためには、相手に望む条件ばかりじゃなく、自分は何をしてあげられるのか、
　自分の事を見つめなおすことが大事ですね。

　自分の希望する人は本当に自分とお似合いなのか？
　完璧に近い人を望んでいないか？

　自分よりかなりレベルの高い人と結婚しても、
　きっと結婚生活はつらいものになります。

　↑　コレで離婚した方がたくさん相談にこられます。

　●　まずは己（おのれ）の事を知りましょう！




 みんなどうやって結婚してるの

結婚・お見合いにはコツがあるって知ってますか
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